日本栄養治療学会首都圏支部第17回支部学術集会

ご挨拶

このたび日本栄養治療学会首都圏支部第17回支部学術集会の会長を拝命いたしました日本大学医学部外科学系小児外科学分野の上原秀一郎です。JSPEN首都圏支部は東京・神奈川・山梨の3都県で組織され、大変多くの会員数を誇っています。このような大きな支部学術集会の会長をお任せいただき、大変名誉に感じているとともに、身の引き締まる思いです。

私と栄養療法との接点は、大阪大学医学部附属病院で腸管不全の患者さんに対する在宅栄養(HPN, HEN)外来を担当させていただいたことです。幼少期から栄養不良と共に、多くの症状に長期間悩んでおられる患者さんを目の当たりにして、一小児外科医としての重責を感じました。そして何より栄養療法の大切さを実感しました。また院内NSTに参加させていただき、診療科の垣根を超えて、「皆で学んで、患者さんに貢献する」ことの楽しさに魅了されました。

そのような経験から、小児から高齢の患者さんについて、様々な職種で学ぶことの楽しさを共有したく、今回のメインテーマを「みんなで学ぼう!正しい栄養治療とその実践」としました。学会は発表し、議論して、発表者も聴衆も皆、レベルを高め合う場と考えています。私も学会で知り合った多くの友人から学ぶことも多く、学会は参加者同士が仲良く交流する場でもあってほしいと思っています。

会期は2026年5月16日土曜日に東京・千代田区の砂防会館での開催を予定しています。メインテーマはもちろん、日常茶飯事での臨床上でヒントやお困りのことなどについての一般演題も広く募集します。優秀演題賞もご準備いたしますので、多くの会員の皆様のご発表・ご参加をぜひお願いしたく存じます。実りある学術集会になるようスタッフ一同準備を進めてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

日本栄養治療学会首都圏支部第17回支部学術集会

日本大学医学部外科学系小児外科学分野 主任教授

上原 秀一郎

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